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趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

青春残酷物語、からの

「ひらいて」(55/144)   

  

 

初綿矢

吃驚仰天、未読だったとは

繊細さの中に

たまに顔を見せる粗暴な言葉に

グサリグサリとやられました 

 

高校生の女の子、愛

三年間にわたるラブストーリー

でも、ピュアじゃない

愛なりの

考えに考え抜いたストーリーに沿った

タクティカル・ラブ

自分の思い通りにするために死ぬ気で頑張る

17歳のリアル

  

でも、当然、愛は撃沈する

その結果に対して

ゲリラ戦に打って出る

フラれた相手の彼女を墜とすという奇襲戦法

このレズシーンで描かれる

愛の打算が

切なく悲しく

可哀そうすぎる

当然、二度目の撃沈が待っている

でも、その撃沈は、安らかだ

 

解説の光浦靖子が言及する通り

愛の計算高さが

人としての卑しさが

ある時点で

反転する

 

この反転するポイントは

読む人によって異なると思う

並みの恋愛小説ならば

このポイントは誰が読んでも一緒だろう

でも

綿矢は、そんなに甘くない

読者の心にジャブを繰り返す

それも、当たったかどうかも自覚できないような

絶妙なジャブを

そして、気が付けば、ノックアウト

ちなみに僕は「春琴抄の逆」の辺りで立ち上がれなくなりました 

 

あの頃に戻りたい人は

読んでみて

やっぱ、あの頃よりも今の方がいいやと思うだろう

でも、やっぱり

あの頃は輝いていて、眩しくて、正視できない

という事実も思い出させてくれる

何やかんやで、超優しい作品

 

ちょっと、綿矢にハマってみます

 

  

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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