今まで、これは、書かれてなかったと思う
「ロスト・ケア」(63/144)
ただ、一か所
ここに衝撃を受けて
他はどうでも良くなってしまった……
もちろん、ミステリとしても良くできてます
介護と言う社会問題に
真正面から、ストレートにぶつかりつつ
実に疾走感あふれる展開
謎解きの方法も
ありそうで無かったかも、斬新です
ですが、以下、引用します
犯人とその犯人をアゲた検事との会話
「僕が人殺しなら、あなただって人殺しですよ
検事さん、もしあなたの言う通り、
人が人を殺すことに無条件に罪悪感を覚えるなら、
それに蓋をしているのはあなたも一緒だ。
つまりね、検事さん、こういうことですよ。
この世には罪悪感に蓋をしてでも人を殺すべきときがある」
「(前略)死刑で犯罪者を殺すのは、世のため人のためなのでしょう?
だから正しい。
だから罪悪感に蓋ができる。
僕だって世のため人のために、老人を殺したんです。(後略)」
今まで読んだミステリの中で
この犯人像
ちょっと……
まさか、終盤で、こう来るとは……
本作品、普通の人とは違った角度で読んだのかな
作品は読者のもの
だから、読書はやめられない
※はてな年間100冊読書クラブ
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