20XX_Tokyo
「標的」(64/144)
近未来アクションサスペンスミステリ(って長いねww)
舞台、東京、日本
警備会社、それも凄い奴、傭兵に近いハードなレベル
そこの新人「ボディガード」が主人公
その頃、日本は超格差社会
金持ちは、道路は危険なのでヘリで移動するくらい
犯罪も多発しまくり
その流れで警備会社は武器の携行を許可されている
金持ちは、金で安全を買う
金持ちを無差別に目の敵にするテロ集団
そのテロ集団にとって
同じ「力」で相手をねじ伏せる機能を持ちながら
金の力で言いなりになる警備会社は「敵」だ
金持ちが警備を依頼する
その金持ちたち
ど~も「いい奴ら」じゃない雰囲気が……
でも、仕事
警備は警備だ
そんな警備業務の裏で
魑魅魍魎がうずまく
本当の敵は誰だ?
味方はどこに存在するのか?
暴力の興奮に隠れて
クールな心理戦が展開する
このミステリ要素が非常に面白いのが
本作のポイント
社内の人間、同僚すらも疑う
それが警備対象の安全を守るために必要な手順ならば
プロの仕事には謎が付きまとう
そして、一瞬の判断で
状況が180度反転するエクスタシー
多分、シリーズ化でしょう
映像化も、いや、これはアニメ化かな
非常にわかりやすいエンタメ小説でもあるし
ひねりの効いた新しいタイプのミステリでもあります
読書ビギナーにもオススメの一冊です
是非
ちなみに、実写化するならば
主人公は……難しい
※はてな年間100冊読書クラブ
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)