台湾、行くしかない
「路」(107/144)
実に「小説」してます
いや骨太の物語
台湾における高速鉄道、所謂「新幹線」建設を軸に
それに関わる商社勤務の女性、春香を中心に
それに直接係る人たち
それを見守る人たち
それで人生の岐路を迎えた人たち
様々な人たちの人生、つまり生きる路が描かれていきます
そう、線路は続くのです、どこまでも
春香の運命の出会い、衝撃ラブストーリー
時空を超えた奇跡を
実に抑えた表現でつらつらと書かれているのが
実に印象的
また、安西の「不倫」も
賛否両論あるとは思いますが
可愛いです
そして、勝一郎の死へのラストロード
許す、許される、大切ですね
で、最大のポイント
台湾の描写が感動的です
行ったことないのに
読書中の地下鉄の中でも台湾気分満喫
生き様とそれを包み込む環境
その両者のバランスが絶妙すぎます
流石、吉田、文章力、厚過ぎ!!!
※はてな年間100冊読書クラブ
(20131021-20141020.164/144)
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