鮫島の顔が見える貴重なレポートです
「鮫島の貌」(108/144)
今年、ベストじゃないかな、これ
あと半年残っているけど
なかなか、これを越えるのは難しいかも
でも、誰にでもオススメできる作品ではありません
新宿鮫シリーズを
全部読んでいる方限定でオススメします
全部です、はいっ
それ以外の方に読んでいただいても
まあ、面白いとは思いますが
この、熱い気持ちは、きっと理解できないと思います
新宿鮫シリーズ、初の短編集
全部で10の小さな物語
小さいから
必然的に何気ない登場人物たちの表情が際立ってくる
また、今まで語られなかった過去の秘密も明かされたりして
鮫ファンにはたまりません
鮫島の、長編では見せない表情がチラリチラリと見えてくる
貴重な体験が続きます
ヤバいです
奇跡の競演も見逃せない
あの、鮫島がこの二人と絡む姿なんて…ミラクルです
そんな遊び心もありつつ
もちろん、鮫の動きはいつも通り
本当に贅沢な作品です
そろそろ終結を迎えそうな新宿鮫シリーズですが
その前の
読者への「揺さぶり」なのかもしれません
純粋な作品としての評価ではなく
このシリーズ全体への敬意を表しての今年ベスト
ってことでしょうか
で、一番好きなのは
やはり、「まんじゅう」との出会いの小さな物語かな
小さいからこそ
胸にググっときました
※はてな年間100冊読書クラブ(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)