趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

実に真っ直ぐな殺人事件ミステリを読ませていただきました

「白砂」(113/144)    

  

実に真っ直ぐ

警察モノのお手本でしょう

殺人事件を解決していく過程を

丁寧におっていくストーリー

 

都内の質素なアパートの一室で

女性が殺害されていた

男女間の金銭トラブル?

いや、何か違う

ベテラン刑事、目黒は別角度から事件を洗い始める

 

そこに別のエピソードが同時並行する

突然の交通事故で夫を失った女

殺人事件と何の関係があるのか

読者は様々な推理をしながら読み進めることができる

この辺り、ミステリの王道っぷりが実に心地よい

 

この二つの線を結ぶのが「骨」である

 

そして、結末

些細な誤解が生んだ悲劇

というところも実に王道です

 

人間ドラマをほどよく練り込んだ流れ

絶妙な刑事二人のやりとり

関係者の生まれ故郷に事件の「鍵」があるという展開

一歩間違えば陳腐な二時間ドラマでしょうが

本作品、完成度、高いです

安心して

読んでください

 

ドラマ化、するんだろうな

 

 

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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