実に真っ直ぐな殺人事件ミステリを読ませていただきました
「白砂」(113/144)
実に真っ直ぐ
警察モノのお手本でしょう
殺人事件を解決していく過程を
丁寧におっていくストーリー
都内の質素なアパートの一室で
女性が殺害されていた
男女間の金銭トラブル?
いや、何か違う
ベテラン刑事、目黒は別角度から事件を洗い始める
そこに別のエピソードが同時並行する
突然の交通事故で夫を失った女
殺人事件と何の関係があるのか
読者は様々な推理をしながら読み進めることができる
この辺り、ミステリの王道っぷりが実に心地よい
この二つの線を結ぶのが「骨」である
そして、結末
些細な誤解が生んだ悲劇
というところも実に王道です
人間ドラマをほどよく練り込んだ流れ
絶妙な刑事二人のやりとり
関係者の生まれ故郷に事件の「鍵」があるという展開
一歩間違えば陳腐な二時間ドラマでしょうが
本作品、完成度、高いです
安心して
読んでください
ドラマ化、するんだろうな
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)