性と性器
「親指Pの修行時代・上」(134/144)
「親指Pの修行時代・下」(135/144)
1993年の衝撃の名作に出会えたのは
渋谷の地下の書店での
コーナー展開のおかげです
本屋、重要、ありがとう
で、本作品をギュっとまとめると
右足の
親指が
ある朝、突如
指ではなくペニス、つまりオチンチンになってしまった
平凡な「女子」一実が
人間関係の本質に気が付くお話し…
え、あり得ないでしょ!
この小説にしか出来ないアクロバティック
性器と性
この当たり前の関係性をぶち壊すパワー
一実は
レズに目覚めるのだけど
男性器を持った女性にとって
女性とは何なのか?
他にも様々な
性の関係値が描かれています
優等生的な結論を述べるならば
性差よりも大事なのは人間差なのだけど…
それが
理性的に判断できるわけがない
のが人間なのでしょうか
文字面だけを拾っていけば卑猥なのですが
文字の中に埋まっているのは
実に、実に、シンプルなコトだったのかもしれません
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)