たまにはホンワリ
「なきむし姫」(136/144)
重松も
こんなにスィートな作品を書くんですね
懐の深い作家です
でも、やはり、重松
微妙なラインで
作品を読者に丸投げします
この先は、あなたにお任せしますよ、と
絶妙です
単身赴任で妻は息子と娘の三人暮らしをはじめます
すぐに泣いてしまう「なきむし姫」
旦那は心配で心配で…
そこに突如あらわれた昔の男友達
実に
平々凡々としてた設定なのですが
それを
平々凡々と書いていくところが凄いのでしょう
下手な「ドラマチック」を差し込まないので
昼メロになっていない
問題の意外とすぐに解決してしまう
その加減が上手です
優しい気持ちになりたい時
読むと、心に、効きますよ、きっと
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)