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趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

こういう幕末モノならば許す。一気読み必至の恋話。

「恋歌」(3/144)   

 

いつも通り、前知識無しで

あ、さすがに直木賞受賞作品ということは知ってましたが…

読みはじめたら

あれよあれよという間に幕末の世界に

すっぽりと飲み込まれていました

 

幕末、明治維新のころ

興味はあるけど

正直、嫌いな時代であります

京都の人が江戸時代を嫌悪する(のかな?)と同じかと

※間違っていたら、いろいろと、ご免なさい…

でも、本作品の

女性の視点での描き方は

実に腑に落ちました

そして

改めて幕末の権力の流れを

知ることもできました

悔しいけれど「薩長に非すんば人に非ず」

だったんだな…と

 

そもそも作品全体の構造が素晴らしいのです

計算を感じさせない緻密さ

最高です

 

全体の主人公は作家の女性です

その女性の短歌の師匠、同じく女性が

幕末、維新の波を直撃するのです

作品の占める割合は

この師匠が主人公の劇中作が大部分となります

 

読者は

スタート時に作家目線で作品に突入しているので

師匠が巻き込まれた幕末の事件を

あくまでも傍観しているにすぎません

明治の安全、平和な環境の中で

過去の苛烈な歴史を「他人事」なんだけど

実に近い人が経験したコトとして

ある時は感情的に

ある時は非常に冷静な目で感じていくのです

 

ラストには

この歴史の流れを一気にく繰り上げる「事件」が起こります

その時、また改めて

歴史の重さ、深さを知るという

実に優れた構造なのです

 

もちろん

構造に負けないないだけの筆力があるからこそ

「構造」頼りにならない作品として

成り立っているわけで

だからこそ、直木賞受賞作なわけです

 

時代小説であり

そしてちょっぴりミステリでもあり

かなり骨太な恋愛小説であり

いや、面白い

一気読み、必至です

 

 

 

  

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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