この旅は死へは繋がっていないと断言したい
「岸辺の旅」(9/144)
解説の平松洋子が言っている
『岸辺の旅』では、生と死がとても親しい。
と
失踪してから3年
夫は死んで、帰ってきた
幽霊とか、亡霊ではなく死者として帰ってきた
誰からも普通の生きている人間として見える死者として
その夫と
今まで夫が旅してきた道のりを
もう一度、めぐる旅に出る
夫婦の死に場所を、改めて求める旅なのか
夫の「成仏」させるための旅なのか
それとも、夫のただただ追い求めるだけの旅なのか
現実からの逃避行以上の意味を
どうしても求めてしまう
でも、本当は
ただ、気分転換の旅でしか過ぎないのかもしれない
今、もしかしたら、僕の身の回りにも居るのかもしれない
死者と生者
それを分けるもにはなんだろうか
死んでるみたいに生きてる人間と
死んでも尚、生きているような気がする人間と
どっちが生きているのか
日本人の死生観とは何か
少し、勉強したくなりました
心も頭の刺激された
素敵な読書をありがとう
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