最初から、ネタバレ
「黒百合」(11/144)
そう、このタイトルが…
あ、以下ネタバレです
ちなみに、多島作品は
2004年に「症例A」を読んで以来でした
その後、失踪していたなんて…
存在そのものがミステリなんですね
そう、百合
レズ系なんですよ
それが本当じゃないところがポイント
少女時代のレズごっこ
その一点に完敗です
ドイツでの登場人物が
神戸での登場人物と
六甲山での登場人物とどうリンクするのか
考えながら読み進めるわけですが
このレズ系のひねりで
読者が間違った方向へ
更に、男女入れ替えトリックという
根本的な罠に引っかかってしまった原因は
六甲山パートの主人公が
子供で
そこで書かれる
子供から見た大人という視線に
まんまとやられてしまったんだなと
一部、感想で「六甲の女王」という登場人物が問題だと書かれていますが
僕はそうは思いません
最初から、謎解き、ミステリだと思って読んでいるので
女王のようなフェイクもありだと思います
読み終わって
すぐに
読み返しました
車掌、ですよね
戦時中という時代をうまく使った秀作です
(20141021-20151020.165/144)
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)