趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

現実の地獄

偽りの楽園 上」(26/144)  

偽りの楽園 下」(27/144)   

 

 

数字シリーズ、 4457の作者が

息子と母のやり取りで大部分が構成される

スウェーデンの田舎町の

実に「地味」な事件を描きます

 

ある日、隠居生活に入った父から連絡が

母が「狂った」と

 

そして、母からも連絡が

私は「狂っていない」、一度、話を聞いてくれと

 

どちらを信じるべきか

息子は悩みながらも

母親の話にじっと耳を傾ける

 

そして、決断を下すものの…

 

今、そこにある事件が

母の過去を白日の下にさらしたとき

謎は解けるのだが

それに伴う激しすぎる痛みのことを考えると

もしかしたら

偽りのままの方が

良かったのではないだろうか

と一瞬考えるかもしれない

 

でも、きっと

偽りの楽園で生きていくよりも

現実の地獄を一緒に抜け出そうとする方が

家族なのかな

そして友人なのかな

 

深く、重く

実に読ませてくれる佳作です

翻訳モノ苦手な人にも

これならば大丈夫かと思いますよ

 

 

 

  

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

はてな年間100冊読書クラブ

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