日本の、静かで、深く、そして重い、X‐MEN
「夜の底は柔らかな幻・上」(31/144)
「夜の底は柔らかな幻・下」(32/144)
途鎖国
物語の舞台の名前からして重い
社会には
イロ、簡単に言えば超能力のようなものを持った
在色者がいるという設定
途鎖はイロの本場らしい
日本の中でも
治外法権的な特殊な地域
そこに主人公・実邦は身分を偽って潜入する
そこから
物語が動き始める
様々な在色者が集まってくる
それぞれの思惑は違えど
やりたいことは一つ
在色者の頂点に君臨する男を仕留めること
この設定、北米ならばX-MENです
それを恩田が描くと
こうなりなります
山岳信仰と超能力
八百万の神の国、日本ならではの
華麗なる融合
イロの技も北米の超能力者よりも凄惨かもしれない
凄く生き物っぽい
マシンじゃない
イロの力はジメジメしてるのですよ
恩田ワールドが
珍しく「外側」に爆発してます
でも、安心してください
ラストは
完璧な恩田の世界に着地してますから
(20141021-20151020.165/144)
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)