SEKAI GA OWATTESIMATTA ATONO SEKAI DE

「世界が終わってしまったあとの世界で・上」(37/144)   　

「世界が終わってしまったあとの世界で・下」(38/144)    

ハードな読書でした

饒舌な作者からあふれ出る

大量の文字に

アップアップしながら

息絶え絶えに読み進める文庫900頁

その先に待つものは…

実に輝かしく喜ばしくハッピーな世界であって欲しい

このまま地獄に突き進むのだけはやめて欲しい

完全なSFです

人類壊滅的戦争（と僕は勝手に思ってます）の前後

一人の若者の生き様が描かれます

戦争後に世界に降りかかった問題を

本当に解決していくのは誰だ

巨悪の根源は誰だ

そんな構図も楽しめるし

ひたすら世紀末社会の描写にドップリつかるという楽しみもあるし

実は「格闘」小説としても

クオリティ高いし

本当に様々なアプローチが出来る作品です

だから

自分なりの読み方を決めないと

ちょっと読むの辛いかな？

初心者向きではないと思います

この若者の正体が分かった時に驚きは凄かった

なるほどね

こういう設定か

これSFのみに許されるテクニック

いや、酔いしれました

小説ならではの喜びもココにあります

※もう一つの趣味は「ランニング」ですから

※はてな年間100冊読書クラブ

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