寄生虫×大統領×原子力潜水艦

「レイク・クローバー　上」(41/144)   　

「レイク・クローバー　下」(42/144)    

久しぶりの楡です

やっぱ、国際的謀略小説が読みたいですよね～

今回の軸は資源開発

政情不安な地域での思いがけない発見

これは対中国戦略の切り札になる可能性が…？

そんな現場に

未知の寄生虫？

むごたらしい姿で死んでいく人々

なぜだ？どうした？

一歩間違えば、地域、いや世界壊滅のリスクも…

疾病予防管理センターの精鋭が現地に飛ぶ

がしかし、様々な思惑がからみあって

適切なサポートが受けられない

人の命よりも国益？

否、一企業の利益？

そんな中

極秘の原子力潜水艦で、現地に送り込まれる諜報員

無事任務を遂行し帰還したのだが

寄生虫も一緒だった…

一歩間違えば

材料てんこ盛りでまとまりがなくなるところを

流石、楡

全てを、一歩手前で引き下げる技で

読者にその先を任せます

さりげない文明批判も

あくまでもさりげなく流すあたりが巧みですね

エンタメテイストが満喫できる佳作です！

※もう一つの趣味は「ランニング」ですから

※はてな年間100冊読書クラブ

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