趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

読みどころ、あり過ぎで、少し困るね

「パイロットフィッシュ」(53/144)     

 

 

大崎善生です

読後に経歴を見て

何だが不思議な気持ちになりました

 

で、この作品をどう表現すべきか悩んでいます

50近くのオトコの視点からでも

様々な思いが沸いてきてしまって収拾がつきません

 

あの頃を懐かしむ作品であり

仕事というモノに迫った作品でもあり

ピュアなラブストーリーでもあり

もしかしたらファンタジーなのかもしれない

 

主人公以外のどの登場人物に肩入れするかで

その景色は一気に変わってくる

 

あらすじをざっと書けば

主人公、山崎は41歳の男

今はエロ雑誌の編集者だ

そんな彼に

19年ぶりに

突如、当時の彼女から電話がかかってきた

そこから物語はスタート

彼の大学時代からの歴史が語られていく

 

彼女との出会いと別れ

そして19年ぶりの再会のシーンの描かれる

この再会のシーン

多分、新宿の旧三越裏の「ライオン」だと思うが

そこが秀逸だ

泣けてくる

 

それと同時進行で

大学時代から携わってきたエロ雑誌の話も進行する

編集中は不治の病で死の目前

彼との病室でのやりとりも泣かせる

また

取材で知り合った風俗嬢との関係も

適切な距離感が心地よい

泣かせてくれる

 

全体的に言えば

この作品に流れる温度が

今の自分にはまり過ぎたってことなのかもしれない

逆にこの温度に

違和感を感じる人もいるだろう

その人とは

是非、お酒でも飲みながら

あーだ、こーだと

無駄話をしてみたい、と思う

本当に「無駄」な話をね

 

 

  

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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