やっぱ、スパイはこうでなくちゃ
「オータム・タイガー」(78/144)
1981年の作品です
東西ドイツの壁があって
米ソ(露じゃないですよ!)で戦っていた時代に
書かれた作品です
やっぱ、この緊張感ですよ、スパイは
一見シンプルな社会構造の中で
うごめくスパイたち
敵が明確なだけに裏切りも激しい
現在の
誰が味方で誰が敵かから紐解かなくてはいけないスパイではないんです
この時代は
この作品の舞台は1970~80年代ですが
第二次世界大戦末期の事件の回想が
メインとなっています
主人公は地味な裏方CIA職員
彼に突如任務が
東ドイツの大物スパイ官僚が亡命の引き受け人として
彼を指名したとのこと
なぜ自分が?
工作活動なんてしていないのに
そんな彼に、とある物が渡された
え、これは
ここから話は終戦間近
1945年のドイツとアメリカのスパイ対決に突入します
主人公は
ドイツ人に扮して
アメリカのドイツ人捕虜収容所に潜入します
さあ、スパイ作戦は成功するのか
ラストでは時を越えて
1945年の真実が明かされるのですが
いやぁ、騙されました
言われてみれば、そうなんですよ
詰めの甘さには
ちゃんと理由があったのです
王道、ストレート
これぞスパイ小説です
是非、お試しあれ!
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