ハイスピード御手洗潔
「星籠の海・上」(87/144)
「星籠の海・下」(88/144)
きたよ
本格
文庫1,000ページ越え
いいね
島田の作品らしく
読み始めは
一体、どこが舞台で、何が中心人物で、どんな事件なのか
わからないまま
徐々に島田ワールドに引きずり込まれていく
瀬戸内海、福山
江戸時代を今をつなぐラインは
あの幕末の老中、阿部正弘
しかし、そこには織田信長の影も
世界的悪徳新興宗教系ビジネス軍団
それを叩き潰すために
御手洗は
いつになく気合いに満ち溢れている
そんな大きな物語を支える
田舎から夢をもって飛び出した女優志望の女と
何とくついていった男
夢破れ、地元に戻った二人
女は死を選び
男は…
あくまでも全体の1ピースにすぎないが
やはり
この二人の心の動き、世の中への視線が
物語の底流に流れているような気がしてなりません
思い通りにいかない
それが人生
です
いつも通りにハイスピードで推理が展開されていきます
個々人の書評では
どうも酷評が多いですが
このスピード感は
やはり島田の醍醐味かと思います
ある意味、爽快感が味わえる本格なのかな
(20141021-20151020.165/144)
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)