趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

人を殺すことによって獲得できること

「コルトM1851残月」(97/144)    

 

 

すげえ

この設定は完璧でしょ

 

江戸時代

銃の持つ圧倒的なパワー

今の銃とは次元が違うわけです

神様、いや悪魔の力といっていいほどの巨大な力です

 

そして、その武器がもたらす死が

何をもたらすのか

江戸時代だからこそ

実にリアルに思えるんです

本当に巧みな設定

月村、神業!

 

江戸時代後期

悪徳ビジネスで勢力を拡大する一派

その主要メンバー、郎次

若手の中ではブイブイいわしている

なぜ?

もちろん、頭の良いし、口もうまい

その上に切り札を持っている

それがコルト

最新の六連発のモデルで

邪魔な奴らを殺していくのだ

 

当時、六連発の存在など知られていない

郎次は

大量殺人を速やかに実行できる物凄いチームを抱えている

そんな「誤解」の上で

郎次は権力を獲得していく

もちろん

そんなチームなど存在しない

郎次が一人で大量虐殺を実行しているだ

コルトを使って

 

そんな郎次も

ちょっとした判断ミスで

一気に失脚 していく

 

しかし

最後の力を振り絞って

反撃に出る

その姿が

惨めだけど美しい

江戸の暗闇を駆け抜ける悪魔の抜け殻

実にセンチメンタル

 

映画「ゴッドファーザー」を見て学んだこと

人を殺すと

何かを失うが

確実に権力は手に入る

そのロジックは普遍なのでしょう

 

そして

プラマイ、どっちに転がるのか…も自明なんですよね

 

 

 

  

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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