真ミステリ
「去年の冬、きみと別れ」(103/144)
中村の作品なので
いつも通り
やり場のない気持ちの鬱屈した雰囲気を
淡々と読もうと思っていたのですが
なんと
本作品ですが
読み終わってみたら
完全なミステリですよ
びっくりですよ
中村ビギナーには
ある意味オススメかも
読みやすいのは間違いないです
中村的な
ダークな世界観は存分に楽しめる
で、今回の最大のポイントは
常人でも理解できる心の動きが多く描かれている
常人と狂人
その対比がわかりやすい
従来作品は
贔屓目に見ても狂人度合いが濃すぎて
ちょっと…という人も多かったかもしてないけれど
本作品を読んで
少しでも中村の狂気に興味を持ったのならば
一気に
全作品に没入していただきたいです!
是非に!!
土の中の子供(個人的には最も狂っている気がします)
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