趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

不器用な娘

「霜の降りる前に・上」(115/144)       

「霜の降りる前に・下」(116/144)        

 

 

北欧ミステリの巨匠

ヘニング・マンケル

ヴァランダー・シリーズ第9弾

なかなかシリーズ全通は難しいのですが…

ま、気を取り直して

本作品は

シリーズ主人公の父を追って

警察官になることを決意し

あと一週間ばかりで勤務がスタートすることになった

娘が主人公です

 

数少ない友人が

消えた

そこから物語は動き始めます

 

本当に消えたの?

自分の意思で旅行でもいってるだけ?

そうじゃなくて事件に巻き込まれているのかも

自分でも

よくわからないまま

苦悩する娘

ま、彼女がいわゆる「こじらせ」系なんです

父も、故意となのか天然なのか

実に微妙なラインで

彼女のこじらせを増幅させる

この二人の関係に

イライラしつつニヤリとしつつ

 

そんな中

猟奇的事件が

そしてついに殺人も

友人の「失踪」との関連性に気がついた娘

不安で仕方がない

でも、彼女はまだ刑事ではない

しかし、こじらせ系の本領発揮して

事件の渦の中に

のめり込んでいく…

 

そんな時

友人が戻ってきてしまった

さ、どうする

 

骨太なミステリでありつつ

人間の繊細で壊れやすい心も描いている本作

やはり巨匠です

 

シリーズものですが

ここから読んでも、まあ大丈夫でしょう

 

ちなみに、この不器用な娘は30歳です

スウェーデンのアラサーは

大変恵まれていると思います

 

今、日本で悩んでいる人

さあ、飛び出せ、外へ

 

  

  

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

はてな年間100冊読書クラブ

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