少女で地獄
「少女地獄」(140/144)
実は、夢野、初読
この時代の日本の「古典」作品は
実に苦手なジャンルなんです
読まず嫌い、かもしれませんね
なんで
なかなか、この文体についていけず
読了まで
時間がかかりました
1936年作品です
第二次世界大戦への突入前夜
そんな時代に書かれた作品が読める喜び
ありがたや
少女を中心とした短編集
構成的には
少女地獄という中編は3つの短編で成り立ち
その他に3つの短編が収録されています
なぜ地獄なのか
そんなに地獄ではないと思うのですが
当時にしてみれば地獄だったのでしょうか?
いや、違います
少女にしてみれば地獄?
そういう感じで書かれている気もしません
嘘つきの女や
バスガイド
それに火星の女
この「火星」って語感が時代を感じさせて実にキュートでありますが
みな、決して、順調、幸せなわけではないけれど
地獄じゃないよね
いや
でも地獄なのか…
そのゆらぎ
楽しめました
この作品に触れてしまったら
やはり
ドグラ・マグラ、なのでしょうか
(20141021-20151020.165/144)
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