あは…こう来るのか
「ドミノ倒し」(149/144)
やっぱ、貫井はやってくれますね
一種の王道パターン
ちょっと間抜けなハードボイルド風私立探偵が
ちょくちょくミスを重ねながらも
最後は
全てが収まるべきところに収まって
大円団…
な〜んてことにはならないんだ
やっぱり
貫井は
で、以下、ネタバレ
オリエント急行ネタ、だったわけですね
結局…
ズルいっちゃ、ズルいね
でも
ここまでコメディタッチに書き込んどいて
綺麗に落とされると
気持ち良い
いかにもな設定だから
多分「反いかにも」が真相だと思いつつ
いや、裏があるに違いないと疑い
でも、その疑いもミスリードかもしれない
と自ら深みにはまっていく
あ〜快感
主人公の友達の警察署長も
実は
味方だったんだね
どう考えても怪しいから
ここがミスリードのポイントだと思って読んでいたら
実は
全くミスリードなし…とは
まさか全てが本当だったとは…
最後は本当に逃げるなんて…
やられた
貫井が書く…という時点で
貫井作品愛好家にとってはトリックが始まっているから
たちが悪いです(笑)
この作品
貫井初読の人が読んだら
どう読む進めるのだろうか…謎だ(笑)
(20141021-20151020.165/144)
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
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(20051021-20061020.128/108)