忍、忍、忍
「とっぴんぱらりの風太郎・上」(162/144)
「とっぴんぱらりの風太郎・下」(163/144)
万城目なので
このタイトルから判断するに
現代に生きる忍者の末裔の話かと思いつつ頁を開く
お、お城のシーン
映画の話なのかな…
あれ
あれれ
何かが違うぞ
ま、まさか
これ江戸時代の話じゃん!
はい、忍者の話です
それも大坂夏の陣がクライマックスです
でも
真田系ではありません、安心してください
簡単に言えば、忍者の落ちこぼれ、風太郎の成長譚
仲間の忍者も多数登場
それぞれの人物の描き方が実に楽しい
そしてアクションシーン
え、万城目って、こんなこと書けたっけ!?
ちょっとビックリ
でも、今までの作品でも
妙な(笑)バトルはよくあった
対決を書かせると、この人は凄いなと再認識
一応、歴史をベースに書かれているので
ところどころに万城目ならではの解釈があるのも楽しめるし
本筋として
忍者の「運命」がたっぷり描かれているのも大満足
格式ばった「時代小説」が苦手な人には
是非、読んでもらいたいです
ちなみに
ラスト
僕は涙しました、よ
(20141021-20151020.165/144)
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)