そこに悪意はあるのだろうか
「星々たち」(9/144)
単純に面白い
読んでいてドキドキする
母、娘、その娘
普通に考えれば「不幸」な女三代の物語
別に、何をするわけでもない
明確な悪意もないだろう
ただ、生きていた
流されていた
そのまま、ありのまま
そんな全くドラマチックでない光景に
ゾクゾクするのだ
三人の女は
それぞれ母からの影響を受けて
ある時は同じように
またある時は正反対の姿勢で
男たちと対峙する
表層的には悪いオンナたちだ
でも、実は彼女たち、悪意は少ない
もちろん
全く自分の否を否定しているわけでもないのだが
実に微妙なラインを辿っている
普通に面白い小説を読みたいと思ったら
絶対にオススメします
女性ならば
どの女性の生き方を支持するのかを考えながら
男性ならば
どの女に惚れる、もしくは捨てられたいのかを考えながら
是非に
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