行ってみたいな、軍艦島
「海と月の迷路・上」(28/144)
「海と月の迷路・下」(29/144)
舞台は長崎の軍艦島、でしょう
時代は昭和30年代、島の最盛期の話です
5000人が密集する島は
一つの不思議な生き物のように
独自の生態系を作っています
不要な摩擦を引き起こさないように
不思議な人間力学で社会が動いています
正論を通しあっていては
人々の不満が爆発し
全てが崩壊してしまうかもしれない…
そんな、事なかれ主義の中に
飛び込んだ警官の物語です
少女が死んだ
事故と処理された
いや、何かがおかしいい
その警官の他にも違和感を感じている人がいるものの
それを言ってしまったら…
無言の様々な圧力
その少女の死と
数年前におこった少女の「自殺」の真相に
何か関連があるのではないか
通常の環境ではない中
「民間人」の力も借りて
警官は真相に近づいていく
警察小説としても大満足ですが
軍艦島という
特殊な社会を描き出した
文化人類学的小説としても楽しめます
行ってみたいです
そこに人が暮らしていた
本当なのでしょうか?
この目で確かめたくなりました
(20151021-20161020.166/144)
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