ハードなのは晶だけじゃない
「悪いうさぎ」(32/144)
怒涛の若竹ラッシュ
今度は長編
読み始めからは想像もつかない
ハードな結末が待っています…
クールでハードボイルドな探偵・葉村晶が引っ張っていくストーリーは
目まぐるしく、複数のラインで進行します
女子高校生の家出調査からスタートし
様々な家族のカタチや
少女の思いのバリエーションを
意外と丁寧に描いていると思います、あまり気がつかないけど
そのノーマルな部分が
晶のキャラクターを引き立たせ
さらに、この「後味の悪い」ラストを盛り上げます
事件に関係あるか無いかは不明なものの
様々な事実が明らかになっていき
その些細な事実をつなぎ合わせた時
はじめて事件の悍ましいコアが見えてくる
晶のキャラも秀逸ですが
ミステリの骨組みとしても素晴らしいです
若竹、すごいや
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