戦争というより、死の積み重ね
「ザ・カルテル 上」(36/144)
「ザ・カルテル 下」(37/144)
あの「犬の力」からの壮絶な戦争の物語
文庫1,200ページ
ブロックのような塊を
1ページづつめくって行く
そこには
死、死、死
まるで電車を乗り換えるが如く
人が死んでいく、殺されていく光景が続く、続く
感覚が麻痺していく
メキシコを舞台として、麻薬カルテルと国家
ある時は対立し
ある時は「友達」となる
そこに正義はあるのか、な〜んて議論はどこへ
これは何なんだ
生きていく意味がわかななくなっていく
人は金のために生きるのか
そうではない
人は生きるために生きているのだ
いや違う
単純に殺したいから、そして快楽を享受したいから
いや、本能のままに
いやいや、やはり「魂」を守るために
同時に
誰が正しいのかすら、わからなくなっていく…
この闇、深く、暗すぎる
どれだけ人が死んでも
何も解決しない
こんな世界をなくすために何をすれば良いのか
絶望的な気持ちになるが
この絶望は
知っておいた方が良いと思います
非常に重い読書ですが
すべきです
(20151021-20161020.166/144)
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