これ、気がついたら傑作でした
「ボビーZの気怠く優雅な人生」(57/144)
あの、ウィンズロウです
タイトルの雰囲気通り
少しだけ、軽いです、ちょっとだけね
1995年に文庫されてます
20世紀の作品ですね
いい感じです
海兵隊あがりの軽犯罪者が主人公・ティム
彼が
伝説の麻薬ディーラーに似ているということから
囮捜査として
いきなり現場に投げ込まれる
その伝説の男の名前が「ボビーZ」なのです
Zはかっこいいです
それに引き寄せれるかのように
インチキZのティムもかっこよくなっていく…はずなのですが
なかなか思い通りにはいかないものです
がしかし
伝説が現実に変容していきます
その様が素晴らしい
ティムのいい加減さが
いつも間にかいい男の余裕に見えてくるんです
さらに、この囮捜査に隠された
真の目的なども絡んできて
ハードボイルであり
クライムノベルであり
切れたサスペンス要素も満載で
かつアクションシーンも実に軽妙でクールで
そしてラストシーンは美しいです
翻訳もの苦手な人には厳しいかもしれませんが
必読アイテムです
絶対にオススメ
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