趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

猫に泣かされる

旅猫レポート」(67/144)    

 

 

昨冬、猫が数匹、一気にやってきまして

それで、やっと、読んでみました

 

ま、多くの読者のみなさんと同じく

号泣だったわけですが

猫が家に来る前と来た後では

読書の思いもかなり違ったんでしょう

また、猫歴が半年足らずの人と数十年の人でも

全く異なった読み方ができた事でしょう

 

初心者の僕にとっては

猫入門書であり

これからやってくる様々な事件の予告編でもありました

 

で、本作品

飼っていた猫を預ける相手を

探す旅をする人間の男・悟の様子を

その飼われている猫・ナナが我々、ニンゲンに語ってくれる

 

小学生時代から、悟にとって大切だった人たちを

順々に巡る旅である

その旅で再会した人たちの様子をナナがユーモラスに語る

そこには

悟との当時の、切なかったり、楽しかったり…した思い出が

実に心地よく挿入されていく

さすが、有川

 

ま、先に言ってもいいでしょう

悟は死にます

分かりますよ、途中で

でも、良いんです

 

この作品の素晴らしいところはたくさんありますが

その中でも

猫が人間の死に直面する様をここまで描き切ったことではないでしょうか

有川、すごい作家です

ナナの取った行動に涙せずにいられる人がいるのでしょうか

 

今、我が家にいる猫も

きっとナナのように賢くて

様々なことを考えながら生きているのだろう、と思うと

ドキドキします

そして

この猫たちの寿命のことを考えると

さらに、どきどき、してしまいますね

 

  

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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