趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

部屋で、二人で、会話するだけなのに

「木漏れ日に泳ぐ魚」(155/144) 

 

訳ありの兄妹が

明日に引越しをひかえた特別な夜に

お互い、相手が殺人犯だという思いを抱いて

静かに「部屋飲み」をスタートさせる

 

作品は兄と妹の立場から

交互に語られていく

小さい頃、離れ離れになって

偶然、再会して

あやうく恋に落ちそうになった「訳あり」な二人

この二人が

ただ、思いを吐露していく

でも、直接、相手には言えないんだけどね

ギリギリの心理戦を

読者は手に汗握りながらページをめくるのです

 

殺人の対象は、二人の「本当の父」らしい

再婚、養子縁組、複雑な家族関係

そのモヤモヤが

一晩で解けるのか、否か

実に上品なミステリなのです

 

地味な設定だからこそ

妄想が拡がる

これこそ読書の醍醐味です

 

 

 

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

はてな年間100冊読書クラブ

 

(20151021-20161020.166/144)

(20141021-20151020.165/144)

(20131021-20141020.164/144)

(20121021-20131020.161/144)

(20111021-20121020.166/144) 

(20101021-20111020.159/144)

(20091021-20101020.150/122)

(20081021-20091020.139/122)

(20071021-20081020.134/122)

(20061021-20071020.133/122)

(20051021-20061020.128/108)