ミステリの新しい楽しみ方
「螺旋の手術室」(156/144)
知念、初読です
帯の強烈なプッシュにおされ購入
ガチ、医者じゃないと書けない内容
ミステリのネタも
医療を知り尽くした人でなくては書けないでしょう
でも、作品の舞台が、ガチ医療で
登場人物も、医師ばかりなので成立しますよね
金融ミステリと一緒
本作品のコアとなる「病名」も
僕は初めて知りました
でも、医療の知識にオンブに抱っこでないところが
本作品の高評価につながっているんでしょうね
知念作品は
このミステリを解決に導くために
どんな医療の技術、知識が使用されるのかを
楽しみに待つ
という「新しい楽しみ方」があることに気がつきました
医学部の教授選に絡んだ連続殺人事件
あやしげな「私立探偵」とかも出てきて
実にテンポよくストーリは展開していきます
それにしても
父と母がしかけた「罠」は凄かった
医師にしか出来ない離れ業を
ずっしりと受け止めてください
(20151021-20161020.166/144)
(20141021-20151020.165/144)
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