麗しき古典
「銀の匙」(2/144)
古典、めったに読みませんが
本の神様の導きのままに
1921年作品にたどりつきました
自伝的作品のようです
ある少年の日々が書かれているだけですが
日記ではないんです
ちょっとした風景や情景の描写だったり
登場人物に微かな心の歪みが丁寧に表現されていたり
20世紀初頭の日本が
鮮明ではなく
朧げならが見えてきます
それは興奮したり
カタルシスを感じたりするものではありません
敢えて言うならば、静かな読書
少年に薬を飲ませるための道具が
地味に輝きます
20年後、もう一度、読んだら
どんな20世紀が見えてくるんだろ
(20161021-20171020.162/144)
(20151021-20161020.166/144)
(20141021-20151020.165/144)
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)