ラブドールを愛せるのか
「それを愛とは呼ばず」(4/144)
確かに衝撃の結末です
このタイトルの行く先を想像しながら読み進めて
まさか。。。
解説を引用しますが
妻を失った上に会社を追われ、故郷を離れた五十四歳の亮介
十年所属した芸能事務所をクビになった二十九歳の紗希
ま、色男と色女と物語ですよ…
と、桜木作品じゃなきゃ、思うわけです
そこで出てきたラブドールと
ラブドールを本当に愛している男、小木田
この男、バブルで大儲けした後、お約束の転落人生
バブル時代に買ったラブドールしか
最終的には、信用できる、頼れる、愛せる「人」がいなかった
もちろん、亮介と紗希の
恋愛感情を排除した愛の物語なのですが
小木田がいたから成立している部分を大きいかと
そして、この作品のタイトル
もちろん、主人公の二人に対する呼びかけであり
小木田に対する呼びかけでもあり
そして、それに対して
前者は
その通りですよね
後者は
否、これも立派な愛なんだよ
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