現実と幻想は対立するものではなく
「悲嘆の門 上」(25/144)
「悲嘆の門 中」(26/144)
「悲嘆の門 下」(27/144)
リアルな世界から
いつの間にか、モンスター…?
これ、宮部にしか書けない世界です
普通ならば
これは「卑怯」とかいう話になるでしょう
でも、本作品は違います
この世の中は「物語」で作られているというベースの上に
全てがなりたっているからです
現実とは何なのでしょうか
映画「マトリックス」で描かれたように
今、この世界、何?
誰が決めたの
そもそも、宇宙とか「嘘」なんじゃないの?
本作品は「文字」のパワーがクローズアップされます
現実も幻想も文字によって成り立っているのだから
同じでしょ
そもそも文字って何
言葉って何
宮部は我々に突きつけます
ネット監視会社でバイトする主人公
猟奇連続殺人事件と同僚の失踪
そこに突如現れたガーゴイル
全て夢じゃないの?
いや、違う
全て現実なのです
やっぱ、宮部みゆきは違う
来年の、宮部、読みたい
絶対
(20161021-20171020.162/144)
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