趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

馳星周

歌舞伎町を返してくれ!

「9・11倶楽部」(147/144) あの都知事、 けっこう好きなんだけど、 夜の仕事を締めつけたところだけは許せない。 夜には夜のルールがある。 そこに昼のルールを適用したところで意味はない。 より巧妙に騙す夜サイドと、 安全になったと思って騙される昼…

生きていくための元気と勇気

「トーキョー・バビロン 上」(111/122) 「トーキョー・バビロン 下」(112/122) 馳星周は それを僕にくれるんです。 暑い夏だからこそ その「気」が必要なんです。 それにしても東京の夜の世界、闇の世界はワンダフルです。 歌舞伎町、六本木。 夜の力で街…

完結

「長恨歌」(124/122) ここで、遂に、 不夜城から紡がれていた、 劉健一の、 物語が終わります。 歌舞伎町に居る人たちの生き様を、 ヴィヴィッドに、リアルに、細密に描いた馳星周。素晴らしいです。 この哀しい現実が、 黒と白であり、 そして、キチガイじ…

最低な人達のドラマ、なぜ読む?

「雪月花」(38/122) 馳星周の描く、 最低な人達が「頑張る」話です。 今回は、なんと、根室が舞台。 そんな北の港にも、邪気は存在するわけですね。 複雑な社会の縮図、厳しいです。 そして悲しいんです。 で、なぜ、こんな、最低なドラマを読むのでしょう…

裏切る事を楽しめるカラダとココロ

「生誕祭・下」(92/108) バブルは弾けるわけです。 そこまでの緊張感。 人の命とか、どーーーーでもいい感じ。 お金も、ハッキリいって、二の次かな。 ドラッグ、セックス、やくざ、高級マンション。 あまり熱くない。 一番大事なのは「裏切る」こと。 裏切…

バブル、地上げ、嘘つき

「生誕祭・上」(91/108) おいおい、主人公、タメですよ。 馳星周の暗黒小説。 時は80年代後半。 六本木・黒服から這い上がる青年・堤くん。 ボーナス500万円だって。素敵ですねえ(笑)。 そのころ僕は、、、浪人生かと。 で、悪女というか、なんというか。…