趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

滅びゆく地方都市の女子高校生

ダウン・バイ・ロー」(129/144)  
 
 
へ〜、こんな作家だったんだ、深町
前に一作品、読んだことがあります 
5年前なので忘れていました
このミス案件だったんですね
ヤバい、未読、多いかも…
実にソリッドでgood
 
さびれた地方都市
震災で更なる打撃
立ち直れるのか?
 
主人公、女子高生
父自殺、家は貧乏
  
友人、電車、飛込
自分に責任?悩む
周囲の侮蔑、厳し
逃げる、しかない
でも、無理、無理
 
そんな中に起こる猟奇殺人事件
そこになぜか惹かれる、というか逃げる主人公・響子
切ない感情が残酷な死体の写真に溶け込んでいく
 
社会派ミステリ、と読むことも出来るかと
サスペンスとしても十分に楽しめる 
楽しめる小説としてのお膳立ては
ほぼ完璧なのでは
その先の読み方は読者に委ねられている
深町のテクニック、秀逸
予想外の読後感
味わえる
暴力シーン描写は実はそんなに多くないのに
ヴァイオレンスの香り、充満
巧いね、巧いね
 
それにしても
日本の地方都市は大丈夫なのか?
てか、日本は大丈夫なのか?
  
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

ダウン・バイ・ロー (講談社文庫)

ダウン・バイ・ロー (講談社文庫)

はてな年間100冊読書クラブ
(20101021-20111020.159/144)
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