趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

物凄くドラマチックじゃない

「光」(12/144)  
 
 
まさか、帰るとは……
 
いや、ビックリ
ネタバレになるのでこれ以上は書けませんが
誰もが期待する展開を
小説ならば、こうなるだろうな〜と想像する流れを
あっさりと裏切る
いや、気持ち良かった
 
小さな島が
津波で壊滅した
残された子供は3人
十数年後
子供一人の公務員
自堕落な生活を送る工員
そして、大女優
 
でも、その3人のめくるめくストーリーにならない
どちらかというと
公務員の妻の「つまらない」専業主婦が
一番目立っていたりする 
 
何もかもがあっさりしている
人を殺すのもあっさり
暴力もあっさり
ドラマチックな要素を削り落した先にある光は
白く、冷たかった
    
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

光 (集英社文庫)

光 (集英社文庫)

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