靡エロ、微エロ、美エロ
「氷平線」(20/144)
きた、直木賞
初読です
枯れた環境での
わずかな性
「雪虫」「霧繭」「夏の稜線」「海に帰る」「水の棺」そして「氷平線」
さびしい物語が続きます
でも、たださびしいって感じじゃないんだよなぁ
強いとか弱いとか超えて
セックスという行為の意味を
敢えて、今さらに、あっさりと問うている感じ
慰めあう
確かめあう
その先に何が……
お気に入りは「雪虫」かな
北の大地の経済的、社会的、人間的な実情の中に
必ずある性、いや生の問題を
実に、薄く描いています
この薄さ、絶妙です
後からグググっとくる感じ
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 桜木紫乃
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/04/10
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