趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

心地よい作家と作品の距離

「よるのふくらみ」(164/144)     

 

これは分かる

いいね

 

いんらんおんなの話なのです

その隣にいる兄弟の話でもあるのです

 

好きという気持ち、現象に対して

真摯な態度で立ち向かう感じが素晴らしい

 

主人公の女性の

性欲がムクムクと立ち上がってくる感じは

キレイな好きとはチョット違う

何もかもひっくるめての好きだったりして

この女性の感覚を

こんなに男子にも理解出来るように書かれた文章を

初めて読んだかもしれない

 

ものすごく本能的な話を

そのまま本能的に書いてしまうと

いいんだけど

芸がないっていうか、なんというか

作家にあまりにも依存しすぎな感じがして

読者として

しっくりこない場合は

どう受け止めれば良いのか

悩んでしまうことがあります

 

窪の前読んだアニバーサリー

そんな感じでした

当然、面白いんだけど、ね

 

でも本作は

実に絶妙な距離感でした

最後の方で兄が

大阪で「風俗嬢」と仲良くなっていくところとか

かなりファンタジーだけど

あえてファンタジー仕込んでいる塩梅が

僕には

心地よかったです

やっぱ、窪、大好きな作家です

 

これ

兄派と弟派に分かれるんだろうな

映像化、してほしいな

妄想キャスティングするならば…

兄:妻夫木聡

弟:松山ケンイチ

 

なんだ、ホリプロじゃん

以上

 

  

    

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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