趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

登りたい。

「山女日記」(165/144)     

 

うわー

山、登りてぇー

 

湊っぽくないけど

湊の技巧をたっぷり楽しめる作品

これは凄い

山を登る時のあの感覚が蘇る

 

登って

またその分降りるという

非常に「無駄」な動きが登山の本質だと思う

移動ではない

スピードや距離を争うこともない

なぜ登山?

理由を付けるならば「山頂に着いた時に達成感」ということになるだろう

でも

本質は突いていないと思う

 

もちろん

頂上についた時は嬉しいし

そこで食べたり飲んだりするモノの美味しさは抜群である

でも

その喜びのためだけに登山を続けている人は

非常に少ない気がする

 

じゃ、なぜ、登山なのさ?

その答えがこの作品には詰まっていると思う

 

女性が

様々な思いを胸に山を登る

ただそれだけの物語

でも

それだけで済むのが山なのだ

海じゃ

こうはいかない

 

海のドラマは

他者との関わり合いのドラマだと思う

自分と違う何かとのコンタクトが

人生を変えていく

それが生命が育む海の物語

 

山のドラマは

自分の根に帰るドラマだと思う

圧倒的な自然の中で

どんどん個が研ぎ澄まされていく

そして

今までの人生が全く違ったものに見えてくる

それが山の物語なのではないだろうか

 

若者よりも

高齢者が山を好むのも当然だと思う

今から人生を帰る時間の余裕は残されていない

ならば

今までの人生で気がつかなかった点を知りたい

そんな思いで

山に登るからだ

 

久しぶりに山に登りたい

誰か

私を登山に連れてって!

 

 

 

    

 

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