悪意にはクールで
「依頼人は死んだ」(26/144)
葉村晶シリーズの二作目
前に四作目を読み衝撃を受け
五作目が評判なので
これを機に全て読もうとして
短編集です
事件の背景にある状況が
悲しいというか、切ないというか、やりきれないというか
人間の悪い部分を
白日のもとに引き出すパワーです
それに対峙する探偵、葉村のクールさが
また良い
本シリーズの醍醐味はここにあります
相手に媚びない
それが本当の優しさ
なんてハードボイルドなんだ…
お気に入りのエピソードは「詩人の死」
人を絶望させる
それも死に落とし入れるほどの絶望に…
いや
人間って怖い動物だ
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