まだ1/3
「ソロモンの偽証2」(6/144)
テレビに出た
また事件が動き出した
悪意の積み重ねが善意を踏み潰していく
と言ってしまえば簡単なのだが
リアルは違うことを
宮部は丁寧に、そして冷酷に提示していく
正義と悪意は時として紙一重であり
無関心の中に芽生えた興味ほどいい加減なものはなく
保身という行動も
大きな流れで見れば
最大多数の幸福を約束するものであると
人が死に
関係者が一人、また一人、退場させられていく
その中で、中学三年生の藤野涼子が
覚醒した(しそう?)なところで第一部は終わる
事件
↓
決意
↓
法廷
やっと事件が終わったところだ
少女の、いや、人間の決意の行方はどこへ
まだまだ楽しめるぞ、宮部
※はてな年間100冊読書クラブ
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