趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

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「春から夏、やがて冬」(114/144) 葉桜を読んでから もう7年も経つのか あの衝撃とは 全く違った 静かで 重い結末に …… この心の揺れこそが読書の醍醐味かと 悪いけど、泣けないよ そんな単純な物語ではないと思うし 以下、ネタばれ その前に、30万PV突破で…

このタイプの作品、もっと出していこうよ

「All You Need Is Kill」(113/144) 当然のことながら トム・クルーズが映画化 というフレーズにつられて読んだわけです で、つられて読んで 良かったと思ったわけです このライトな感じ これを書き込みが薄いと批判する人もいるでしょう でも、このライトな…

難易度の高い読書

「メルカトルかく語りき」(112/144) 個人的には メルカトル、二作品目です まあ、問題作ですよね この「問題」をどう解決?消化?納得していくのかは 読者次第 読者が試される読書 犯人がわからない事件とかあります それ、あり? 普通のミステリだと思って…

ひとめぼれ、してみたい

「まっすぐ進め」(111/144) 石持が描く恋愛ミステリ そう、恋愛、ど真ん中 書店で見かけた女性にひとめぼれ その女性が知り合いの知り合い ちょっと無理矢理感は否めませんが ま、恋愛小説だから、許す!! その女性の「謎」を解いたことから始まるラブストー…

桜庭にハマる

「バラバラ死体の夜」(110/144) 実は社会的なテーマ、貸金法改正が軸にある 総量規制の問題 借金をしている人にとっては 非常にインパクト大だった変革 その変革によって 目覚めた人もいただろう より深みにはまった人もいただろう 僕のように 何も関係ない…

久しぶりの「な、な、なんじゃ、こりゃ」

「盤上の夜」(109/144) 基本的に 作品を読む前には 作品のテーマが何で、どういう内容で、どういうテイストで という情報を極力排除している 解説を前もって読むなんてとんでもない タイトルと作家 そして偶然入ってきた情報 それは知人のススメとか各賞の受…

スポーツの王様は自転車かもしれない

「サヴァイヴ」(108/144) 面白すぎる 自転車レース 本当に面白い このワクワクはフットボールや野球では味わえない その感覚を よくぞ毎回小説化してくれる 本当に感謝します サクリファイス エデン に続くロードレースシリーズ第三弾 短編が6作品 二作品の…

久しぶりに、打撃された、結末に

「名探偵に薔薇を」(107/144) 本当に まだまだ知らない作家さんがたくさんいるのです それって『恐怖』です なぜって 一生、出会いなく過ぎていく作家さんもいるわけで その作家さんが 素晴らしい作品を書いているかもしれなくて それを知る前に 多分、僕は…

音の意味

「うさぎ幻化行」(106/144) 音の遺言 死んだ義兄の残した音のメッセージ それは何か? 音響技師だった男の仕掛けた罠は 人を騙すためのものではなかったのか…… 北森の実質的ラスト作品です ファンタジーのテイストの裏に隠された 誰もが心の奥に隠す鋭い牙 …

希望と絶望

「コブラ・上」(104/144) 「コブラ・下」(105/144) コカイン撲滅 そんな強大なテーマ、いや、人類の課題に 真正面から取り組んだ作品 それを書くのがフォーサイスなんだから 本当の出来事みたいだ なんかCNNを見ている感じ でも、フォーサイスだから 一筋縄…

我慢出来ずに

「ブラッド・スクーパ」(103/144) 続けて読んでしまいました いや、面白い 前作からの旅?、移動?、ま、舞台は変わっていく ゼンが辿りついた村 庄屋の娘との会話 初めて触れるものに対する主人公ゼンの疑問に 的確に応える娘・ハヤ これに似た構図は 森作…

久しぶりに、森を味わう悦び

「ヴォイド・シェイパ」(102/144) 約1年半ぶり この感覚 きた 無駄のない文字 破綻しないロジック まさかの「侍」小説 主人公は侍らしい…… から始まる本作品 主人公自体も自分が何者かを知らないところからスタート なので、読者も同様に どの時代の、どの国…

フレンチ、食べたい(って、そのままだねww)

「タルト・タタンの夢」(101/144) こういうフレンチ・レストラン どこかに、あるのでしょうか 商店街の片隅に 素敵なビストロ…… 一応、ミステリなのですが もう謎解きは置いといて タルト・タタン ロニョン・ド・ヴォー ガレット・デ・ロワ オッソ・イラテイ…