2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧
「逃亡作法・上」(16/144) 「逃亡作法・下」(17/144) 東山のデビュー作なんですね 粗削りですが 実に伝わってきますね 王道の犯罪小説 近未来の日本の脱獄劇 そのきかっけは 少女連続誘拐犯を成敗するために 刑務所に乗り込んできた 殺された少女の父たちが…
「悲しみのイレーヌ」(15/144) あの衝撃作、アレックスの前段の話です で、可能であるならば 本作品を読んでからアレックスを読むと もっと、もっと 深い読書が出来ると思います さて、本作品ですが ミステリ好きにはズバっとささります 以下、一部ネタバレ…
「月と太陽」(14/144) 瀬名、10年ぶりに読みました 短編5作品 SF?空想小説?なんですよね あまりにも静かに始まるので なかなか気が付きませんでした この温度感 心地よいです もの凄く大変なことを普通に語る感じ 貫禄です 飛行機乗りの話 人工衛星の話 タ…
「微笑む人」(13/144) なぜ、殺人事件があると 人は「動機」を知りたがるのだろうか 殺人者の気持ちを知って 何の得があるのか 敢えて、理由を述べるならば 殺人という 自分とは遠い世界の不気味な出来事を 理性で処理して やっぱり、自分とは遠いんだ と納…
「一八八八 切り裂きジャック」(12/144) 久しぶりに長い作品、読みました 文庫750頁、ずっしり 19世紀のロンドンにタイムスリップ、ずしり そして、華麗な謎解き、きらり 服部まゆみ、初読です もう鬼籍に入られているとのこと、残念です あの、切り裂きジャ…
「黒百合」(11/144) そう、このタイトルが… あ、以下ネタバレです ちなみに、多島作品は 2004年に「症例A」を読んで以来でした その後、失踪していたなんて… 存在そのものがミステリなんですね そう、百合 レズ系なんですよ それが本当じゃないところがポイ…
「イッツ・オンリー・ロックンロール」(10/144) ロックとは 音楽の流儀ではなく 生き方の流儀のことである 誰かが言っていた その通りだな その言葉を小説にしたら、こうなるんだろうな 30代半ばになっても 何かを求めて 売れないロックバンドを続けている主…
「岸辺の旅」(9/144) 解説の平松洋子が言っている 『岸辺の旅』では、生と死がとても親しい。 と 失踪してから3年 夫は死んで、帰ってきた 幽霊とか、亡霊ではなく死者として帰ってきた 誰からも普通の生きている人間として見える死者として その夫と 今まで…
「毒蛇の園」(8/144) 何故か読み飛ばしていた 髑髏まで行って やっと戻りましたよ これで、とりあえずコンプリート よくある設定ではあります 恋人が 大金持ちの権力者に奪われる… その権力者ファミリーは酷いファミリーで 悪どいことを フルスケールで展開…
「勝手にふるえてろ」(7/144) って、速攻僕が思うくらいだから もう、すでに、舞台化されてるんだろうなぁ 企画は進行してるんだろうなぁ いいなぁ 観たいなぁ すごく要約すると 冴えない女子の冴えない恋愛物語 あ、もちろん 登場する男子二人のうちの一人…
「ジグβは神ですか」(6/144) Φ Θ τ ε λ η α そして、かなり期間が空いてからのβ 全12作と予告されているらしいので 今作はまさに中盤最後の仕掛けの回でしょう そう、真賀田四季が出てきたんですから 正直、ここから読んでも、無意味です 一つの作品としては…
「明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち」(5/144) 雷で死んじゃうんです もう、それだけで、やられた すげえ 彼の死は 雷だったから この物語は素敵なんだと思う 交通事故でもダメ 白血病もダメ 自殺もダメ 通り魔殺人的な他殺もダメ 同じ天災でも、…