趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

音道ちゃん、素敵すぎる

「風の墓碑銘・上」(60/122) 「風の墓碑銘・下」(61/122) 乃南アサが作り出した、 音道貴子という、類まれに見る、素敵なキャラ。 その彼女が、 あの「凍える牙」でのナイス(!)相棒、滝沢さんと組むんだから、 面白くないわけがない。 で、この作品の何…

理想の生き方とは

「町長選挙」(59/122) きっと伊良部先生のような生き方なんです。 渡邉恒雄さんよりも。 堀江貴文さんよりも。 黒木瞳さんよりも。 伊良部先生なんです。 「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」と続くスーパードクターシリーズです。 今回は、 著名な歴史上…

愛情表現という目的に、ホラーという手段

「20世紀の幽霊たち」(58/122) 短篇、中篇集です。 超ホラーからファンタジックホラーまで。 読む人の心によって、 様々な解釈が出来る18のホラー作品たち。 それぞれが、 異彩を猛烈に解き放っています。 でも、どれにも愛を感じます。 表題作「20世紀の幽…

叫ぶぞっ!京都でっ!

「鴨川ホルモー」(57/122) 面白いやっ! 文句なし。 面白い。 読め、とりあえず。 そして叫ぶのさ、ホルモぉーーーー、っと。 このバカバカしさ。 この清清しさ。 この気持ちよさ。 もう、読もう。 物語というモノのルールを全て覆す破壊的な小説です。 オ…

ほほうぅ、切れるね。

「鳥人計画」(56/122) 1989年、東野圭吾、前期の作品。 テーマはスキーのジャンプ競技。 鳥人って、まさしく飛ぶ人の事。 で、途中で犯人をあっさりとバラしての展開。 はは〜ん、東野、今回はこういうアプローチか、 とか思って読んでいると、 なんか不思…

柳のようなミステリ

「顔のない敵」(55/122) 石持浅海という人のしなやかな発想に、 ただただ、驚くばかり。 この人は、 ミステリを、どこに持って行ってくれるのだろうか。 読者を、どうやって楽しませてくれるのだろうか。 宮部みゆきや東野圭吾と、 同じような雰囲気なんだ…

力強く

「極限捜査」(54/122) 原題は「THE CONFESSION」(=告白、懺悔)です。 こっちの方がシックリとくるかなあ。 東欧の架空の国でのお話。 1950年代、危うい時代。 国内情勢も微妙だし、夫婦中も微妙だし。 ちょっとした事で、 自分の周りの物事が全て崩壊す…

京都でしか、ありえない、その恋に、乾杯!

「夜は短し歩けよ乙女」(53/122) この後輩は、 京都という都にのみ出没し、 大方の男子の心を、 鷲掴みにし、粉々に粉砕してくれる。 この先輩は、 日本国に棲む男子の思いを、 これ以上望むべくも無い領域まで、 昇華させてくれる。 なんだ、このラブスト…

物凄くデカいもの

「シャングリ・ラ・下」(52/122) 東京なんて、 エコなんて、 お金なんて、 ポリシーなんて、主義なんて、 正義なんて、 別に、たいしたことじゃなくて。 まあ、最後は、 好きとか、気持ちが良いとか、認められるとか、 相性が良いとかの方が、 決め手になっ…

エコなんて、馬っ鹿じゃな〜〜い

「シャングリ・ラ・上」(51/122) エコロジーとか、 CO2削減とか、 なんか、 誰の為にやってるんですかぁ? っていうメッセージなんでしょうか。 物凄く、ポップでソリッドな近未来ファンタジー小説だけど、 人間という存在自体の矛盾に、 ザザザっと、軽や…

女警察官のあるべき姿

「ストロベリーナイト」(50/122) この主人公=女警察官、 一見したところ良さげだけど、 なんか、地味にイヤな奴、、、とか思ってたら、 普通に素敵な人間だった。 この物語の展開が、 激しいストーリー展開や、 残虐な殺戮シーンや、 心凍る家族の描写と溶…