趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

日本人で良かった

「蜩ノ記」(17/144) この絶妙な気持ちは 日本人じゃなきゃ わからないだろうな〜 逆もありますよね キリスト教が深く係る作品のツボは 理解は出来ても やっぱ、わからないし…… でも、良かった、日本に生まれて そんな気持ちになる 悲しくも清々しい物語です …

「そして、移動しなければ出会いはない」

「歌うクジラ・上」(15/144) 「歌うクジラ・下」(16/144) 「そして、移動しなければ出会いはない」 心に刺さるフレーズが散りばめられていますが 僕は この言葉が 一番好きです ※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」歌うクジラ(上) (講談社文庫)作者…

貧乏且つスタイリッシュ

「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」(14/144) えっと あの奥泉が この軽くて超適当な作品を書くなんて…… もちろん 軽さの先にある 緻密なミステリを見つけるたびに やっぱ違うな奥泉、と実感 ダメダメ、圧倒的にダメな大学准教授・桑幸が 日々の苦しく…

蜂とは戦いたくないね

「雀蜂」(13/144) 様々な見え方をする作品 読み終わった後 この作品の どのポイントに注目するのが 一番面白いのか 再考するるために 最初から 読み返すこと間違えなし ラスト25ページのドンデン返しを受けて 最初の3ページを何度も読み返す これは誰の物語…

物凄くドラマチックじゃない

「光」(12/144) まさか、帰るとは…… いや、ビックリ ネタバレになるのでこれ以上は書けませんが 誰もが期待する展開を 小説ならば、こうなるだろうな〜と想像する流れを あっさりと裏切る いや、気持ち良かった 小さな島が 津波で壊滅した 残された子供は3人…

超絶技巧

「開かせていただいて光栄です」(11/144) 調べてみたら 皆川作品は「死の泉」だけ読んでました 2005年1月1日読了でした きっと2005年は素晴らしい1年になったことでしょう で、本作、 18世紀ロンドンが舞台です で 18世紀ロンドンが舞台でなければ成立しない…

不幸、幸福、不幸、幸福。その次は……

「死もまた我等なり・上」(9/144) 「死もまた我等なり・下」(10/144) クリフトン年代記 シーズン2です 北米に渡ったハリー いきなり牢獄 そこから、まさかの「作家デビュー」とは!! ハリーの「妻」メイジー まさかの北米行き強行とは アーチャーの得意技炸…

江戸は問う

「心星ひとつ」(8/144) 澪の物語は ホップ、ステップ、ステップ ホップを挟んで ステップしたと思ったら まさかの展開が…… みをつくし料理帖、第六弾 超急展開です! 料理人失格と厳しく窘められつつ 店を持たないかという二つの誘いに悩んだあげにく 遂に小…

江戸で泣く

「小夜しぐれ」(7/144) 澪の物語は ホップ、ステップ、ステップ で、あえてここでホップかな みをつくし料理帖、第五弾は 様々な涙に彩られています つる屋の亡き娘、おつるの悲しき物語 親子の姿に何をみたのか、種市さんよ 幼馴染との約束は 二人の歩む道…

江戸を切る

「今朝の春」(6/144) 澪の物語は ホップ、ステップ、ステップ……で留まりつつ さあ、どっちに転がる? とか思いつつ 紆余曲折ありつつも どう〜せ、澪にとって、良い方向にしか行かないと分かっているんです 絶大なる安心感ともに あいも変わらず、お腹が減る…

殺人者の気持ち

「悪と仮面のルール」(5/144) 悪人の話しなんだけど なんで こんなに優しいんだろうか 人を殺した奴に どうして さりげない共感を抱いてしまうのだろうか 誰もが 悪に憧れる その悪を描く中村文則 素晴らしすぎる 主人公 大金持ち 実の父を「殺害」 動機は好…