趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

理解じゃなくて、感応

「エンド・ゲーム 常野物語」(95/122) 恩田陸の作品は ストーリーを分析したりとか 物語の謎と謎のミッシングリンクを探したりするんじゃなくて 読んだまま、っていうか 理由を求めないっていうか そういう脳じゃなくて ただただ、本を読むという作業に没頭…

なぜ、逝ってしまったのか!教えてくれ!

「遊戯」(94/122) なぜ、藤原伊織の遺作なのでしょうか。 で、 なぜ、遺作なんかになってしまったのでしょうか。 2007年5月17日59才って。 神様は、 大事なところだけ見逃す性格らしいよ。 「遊戯」という短編連作集は未完です。 悲しい大人の男と美しい女…

最後の四文字のエクスタシー

「誇りと復讐・上」(92/122) 「誇りと復讐・下」(93/122) やっぱ、ジェフリー・アーチャーは巧いや! 本当に最後の四文字の、 あの「セリフ」を読んだとき、 久しぶりに、 読書で、 疑いなく、 心から、 圧倒的に、 スカッとしました!! 獄中経験者である…

心を、気持ちを、何が守る

「被匿」(91/122) 刑事・鳴沢了シリーズ第八弾。 これ、 今までの熱く、行き場を失った鳴沢の思いが、一番悲しく叫んでる。 もう、堪らない。 この乾いた涙の意味をどこに求めれば良いのだろうか。 「雪虫」、「破弾」、「熱欲」、「孤狼」、「帰郷」、「讐…

久しぶりに読みたくなって

「時間封鎖・上」(89/122) 「時間封鎖・下」(90/122) 本屋で見つけたのが、これ。 ヒューゴ賞受賞作だし、「SFが読みたい」2008第一位だし。 作者のロバート・チャールズ・ウィルスンは知らなかったけど、 読みはじめました。 で、ハードなSF、堪能。 空か…

トリックを読む快感

「長い家の殺人」(88/122) 歌野晶午のデビュー作か、、、 この純粋なミステリー、 というよりも推理小説って呼んだ方がしっくりするかもしれませんが、 とにかく、 これほど鮮やかなトリックとトリック解明、 久しぶりに読んだ気がします。 1988年作品です…

空は限りなく、人間は切なく

「スカイ・イクリプス」(87/122) 「スカイ・クロラ」シリーズに、 少しばかりのヒントを与えてくれる短編8作品。 森博嗣の遊び心? それとも意地悪な気持ちなのかな? これ読んだら、 また最初から読まなくちゃ、シリーズって気持ちにさせてくれる。 『ナ・…

空=自由、生きる=??

「クレィドゥ・ザ・スカイ」(86/122) スカイクロラシリーズ、 僕の中では最終巻(短編除くで)。 でも、物語の時系列的には違うんですよね。 『ナ・バ・テア』 『ダウン・ツ・ヘヴン』 『フラッタ・リンツ・ライフ』 『クレィドゥ・ザ・スカイ』 『スカイ・…

温暖化よりも怖いことin1962

「沈黙の春」(85/122) 人間は愚かだ。 なぜ気がつかない。 衣服をまとった時点で、 農業を始めた時点で、 料理を始めた時点で、 とにかく、 もしかしたら、存在が始まった時点で、 地球破壊を始めていたという事実、否、真実に。 1962年に書かれた作品です…