趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

舞台化、してぇ〜っ!

「戦闘妖精・雪風<改>」(111/144) ガチSFじゃないですか!? 神林、初読ということで お恥ずかし限りです… で、かなりビックリドッキリです 今、話題の人工知能の話を 今から30年前に 実に的確に描いています 敵は人間にあらず 彼らにもう価値は無し アニ…

エコノミックテクノスリラーって感じ

「タックスヘイヴン」(110/144) 橘、初読です 経済系の新書を多く書かれているんですね そんな著者の小説です 想像以上にエンタメしてました タイトルのタックスヘイブンに群がる 政治家 暴力団 成金 裏社会 そして、北 奴らと対峙する金融マン 犯罪ギリギリ…

嘘みたいな、ホントみたいな、でもウソみたいな

「ハピネス」(109/144) この作品が あの(ちなみに、この『あの』は小馬鹿にしている雰囲気でお読みください) 雑誌「VERY」に連載されていたとは… ホント!? やっぱ 桐野、かっこいいね ざくざく抉る姿勢は美しいです そして その担当編集者も かなり、か…

生きているみたいな小説

「未明の闘争・上」(107/144) 「未明の闘争・下」(108/144) 保坂、初読です 本作品の紹介文 「小説の概念をはるかに凌駕する傑作長編」 その通りです 生きているのに 明確で 他人に的確に説明できる理由なんて ありませんよね そもそも 産まれてくること自体…

もっとニヤリするためには、もっと努力が必要

「シャーロック・ホームズと賢者の石」(106/144) 五十嵐貴久コンプリート(あくまでも個人的)プロジェクト 第一弾作品です いわゆるパスティーシュです コナン・ドイル、否、ホームズに挑む 五十嵐の四つの作品 どれも 最後にニヤリ 流石です 中でも僕が好…

強すぎだよ。ここまで来ると、気持ち良いよ。

「暗殺者グレイマン」(105/144) 元CIAの暗殺者 グレイマン 凄い 凄すぎる 強い 強すぎる 金で動く暗殺者だけど 悪認定しないと仕事を受けない でも そのためならば 邪魔するやつらは殺しまくる そんな 矛盾の塊なところが グレイマンを「かわいいやつ」にし…

それでも、犬は苦手です…

「昭和の犬」(104/144) きた、直木賞 久しぶりかもしれません で、昭和の風景がそのまんま書かれている気がしました 本作品では平成のことにも触れていますが やはりメインは昭和です で、僕の知っている昭和は あくまでも後半戦でしかないことを 改めて思い…

真ミステリ

「去年の冬、きみと別れ」(103/144) 中村の作品なので いつも通り やり場のない気持ちの鬱屈した雰囲気を 淡々と読もうと思っていたのですが なんと 本作品ですが 読み終わってみたら 完全なミステリですよ びっくりですよ 中村ビギナーには ある意味オスス…

こういう作品を書ける人が日本にいることを忘れないでください

「アルモニカ・ディアボリカ」(102/144) あの傑作、「開かせていただき光栄です」から5年 また不可解な死体が発見された 18世紀のロンドン 相変わらず汚いこの町で 死体の謎を追ううちに あの事件後、失踪していた仲間との衝撃の出会いがやってくる なぜ!?…

えっ…(絶句)

「証言拒否・上」(100/144) 「証言拒否・下」(101/144) リンカーン(車です)の後部座席オフィスから脱し 本作品では ちゃんとした部屋で 弁護活動を展開できるようになったハラー これがシリーズ、1、2、3の4作目ですね サブプライムローンで被害を受け…