趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

いつのまにか、闇の底へ…

「闇の底」(126/122) 空から一転。 闇の底… 大ドンデン返し、って感じじゃない。 この物語。 根を同じくする二つの犯罪。 幼女殺人事件。 幼女殺人者殺人事件。 その事件、共に巻き込まれていく、事件被害者親族である警察官。 どこに、この作品の軸がある…

ページの白い部分が、語りかける

「ナ・バ・テア」(125/122) 地球では、飛んだら、落ちる。 そんな当たり前の事を忘れてしまっているのでは? そう、飛び続けることは不可能です。 だからこそ、 飛んでる素晴らしさがあるわけで。 飛ぶという美しい行為が理解されるわけで。 「スカイ・ク…

愛しさと切なさと心の弱さと

「無間人形 新宿鮫4」(124/122) 歌舞伎町 若者 ゲームセンター 走る、逃げる、刺す、倒される 覚せい剤、トルエン、マリファナ、ハルシオン。 本作品の鮫島は薬物、しゃぶを追い詰める。 その先には、必ず、可哀そうな奴らが、座っている。 心の弱さを、自…

強=美

「屍蘭 新宿鮫3」(123/122) 今回は歌舞伎町はあまり出てきません。 そして、 あの鮫島さんも、 少し、弱気になったりして。 その代わりといってはなんですが、 今回は強い女性がたくさん出てきます。 負のオーラ満載の女性。 絶対に負けられない女性。 折…

危険だからこそ、惹きつけられる

「毒猿 新宿鮫2」(122/122) ああ、なんて人間は矛盾した存在なんだろうか。 何故に自ら危険地帯に足を踏み入れてしまうのか? 大沢在昌のマスターピース、新宿鮫第二段。 1991年作品。 だけど、古くない。 逆にあの時代のスピード感は、今を越えてるから、…

何度でも言おう、ブクロ、最高ぅっ!

「反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク5 」(121/122) マコトが生きている、 文庫本の中に。 バッグから本を取り出し、 ページを開いた瞬間、 そこはブクロ、西口、公園。 登場人物の言葉が聞こえてくる。 文字が音声に自動切り替え。 この作品、決して…

人間は自ら堕ちることが出来る生物なんだな

「果てしなき渇き」(120/122) いやー、 久しぶりです、この読後感のザラザラした感じ。 ま、読んでるときも、なんか腎臓あたりがムズムズした感じ。 読み始めた瞬間から、 きっと最悪な結末が待っている事が分かっちゃって、 その結末に至るまでの過程も最…

芸術という芸、生きるという術

「禁じられた楽園」(119/122) 恩田陸の ファンタジックなホラーストーリー。 舞台はいつの間にか熊野に。 聖域で繰り広げられる、 夢と現実の間に翻弄される登場人物のドラマにシンクロして、 読者も不思議な感覚に いつのまにか入り込めます。 天才芸術が…

警察官も、給料を貰って生きてるわけで

「笑う警官」(118/122) 北海道警を舞台にした、 非常にタイトでスリリングな展開の、 クライムノベルです。 根にあるのは、組織の不正、汚職、スキャンダル。 殺人事件が、 狭い世界の中で、 無理やり収束させられていく様は、 非常に理不尽であるが、 小…

紙一重の緊張感

「死亡推定時刻」(117/122) 冤罪事件を ここまで克明にリアルに 緻密に描かれた作品は 知らなかった… この手法の小説は 一歩間違えば、事実(事件)の羅列に陥り 冗長な作品になりがち。 だけど本作品は リアルな小説になっている。 本当の事を書いてある…

久々の非読書ねた・・・見ちゃった

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」 初日、ですから。 やっぱり、 エヴァ、好きですから。 一番大きなスクリーンで見るべきだと思いました。 新宿ミラノに行きました。 気がついたら映画の日なので1,000円でした。 久しぶりに映画で並びました。 前方右斜め前…